総合内科のご案内|八王子市の呼吸器内科、内科|大井内科クリニック

総合内科のご案内

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このようなご心配のある方は
ご相談ください。

Q1.かぜが長引いており、肺炎に罹っていないか心配です。

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A:胸部X線検査と血液検査を行います。
肺炎による炎症を起こしていれば、胸部X線で病変部が白く写ります。
血液検査では、CRP(炎症や組織細胞の破壊が起こると血中に増加するたんぱく質)や白血球数を調べます。
炎症があれば、CRPや白血球数が増えますので、肺炎などの診断に役立ちます。
肺炎の治療を行うときは、可能な限り喀痰の培養検査や採血での抗体検査などを行い、肺炎の原因菌を確定し、適切な抗菌剤を使っていくことが大切です。
また、肺結核が原因の場合、診断の遅れが病状進行や周囲の方々への感染拡大につながりますので、ご心配な方はご相談ください。

Q2.せきや痰がよく出ますし、ときどき息苦しくなります。

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A:せきや痰、息苦しいという症状は、肺炎や肺癌、COPDなど多くの呼吸器疾患で起こりうる症状です。
症状が、どのような時、どのようなせきや痰が出るのかなど、詳しく問診させていただきます。
そのうえで、必要な検査を行います。
息苦しさを伴う場合は、肺機能検査や経皮的酸素濃度(SpO2)測定や血液ガス検査を行い、呼吸でしっかり酸素と二酸化炭素の交換ができているかを確認することが大切です。
喫煙歴のある方は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)のリスクが高いので、呼吸機能検査を早期に行うことをお勧めします。

Q3.自分の健康状態について知りたいのですが。

A:定期的に健康診断を行いましょう。
健康な時の基礎検査データがあると、体調を崩した時のデータと比較して、小さな体調変化を見つけ出しやすくなります。
健康診断の内容は、年齢や職業歴、既往歴の有無などによって項目が違うことがありますので、確認が必要です。
当院では各種健康診断を行いますが、他の医療機関で行った健康診断のデータでも、どう判断したらよいか迷われたときは、ご相談ください。

Q4.貧血ではないかと心配です。

A:血液検査を行います。
血液中の赤血球数やヘモグロビン濃度などを調べます。
ヘモグロビンとは赤血球に含まれる赤い色素で鉄を含んでおり、この鉄と酸素が結びつくことで、全身に酸素が運ばれています。
そのため、ヘモグロビンが少なければ酸素を十分に運べなくなり、貧血症状を招くことになります。

Q5.動悸がして、心臓の病気ではないかと気になります。

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A:心電図検査を行います。
心電図検査では、心臓の中で生じている微かな電気的変化を経時的に記録する検査です。
不整脈や狭心症などの虚血性心疾患がないかを調べます。
また、普段は症状がなくても、夜間や労作時に心電図変化がないかを調べるために、ホルター心電図検査を行うこともあります。
これは小型・軽量な装置を身につけて日常生活を送り、長時間にわたる心電図を記録・解析、観察する検査です。
通常の短時間での心電図検査では見つからない心疾患を発見することが可能です。
当院では心電図検査、ホルター心電図検査を受けることができます。

Q6.最近、よくお腹が痛くなるのですが。

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A:腹部X線検査や超音波検査などを行います。
腹腔内に異常が無いかどうかを調べるための一番基本的な検査で、腹痛などが生じた際に、異常の原因を調べるために最初に行われます。
腹部臓器の状態、腸閉塞や腸管穿孔(腸管に穴があくこと)、異常なガスや腹水、結石の有無などがわかります。
また、腹部超音波検査で胆石や腎結石、腫瘍性病変がないか調べることがあります。
当クリニックでは腹部X線検査、腹部エコーを行いますので、ご相談ください。

Q7.尿の状態(色や量、匂い)に違和感を覚えるのですが。

A:尿検査を行います。
尿に糖やたんぱく質が含まれていないか、また血液が混じっていないか(潜血)など、尿の成分について調べる検査です。
主に腎臓や尿路系の病変を発見するために用いられますが、他にも糖尿病や肝臓病などが見つかることもあります。

Q8.動脈硬化が心配です。

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A:年齢をかさねると、動脈硬化はすべての方で少しずつ進みます。
高血圧や糖尿病、高脂血症、高尿酸血症があると、動脈硬化の進行が早く、脳血管障害や心血管障害も起こしやすくなります。
頸動脈エコー検査で血管内皮の厚さやプラーク(こぶ)を見ることで、動脈硬化の進行度を予測することができます。

Q9.血圧が安定しておらず、心臓病が気になるのですが。

A:病院に受診されたときや健康診断の時のみ血圧が高めにでる方もおられます。
高血圧がご心配な方は、自宅血圧を測定することをお勧めいたします。
そのデータをもって受診されると、より確実な診断につながります。
高血圧を指摘されている方のほとんどは動脈硬化による本態性高血圧ですが、一部に腎臓や副腎、甲状腺、心臓などの病気が原因となっている二次性高血圧であることもあります。
このような場合には、採血検査や超音波検査、CT検査などが必要になります。
当院では採血検査と腹部及び頸部(特に甲状腺)超音波検査を行います。
CT検査などさらに精密検査が必要な場合は、責任をもって専門病院をご紹介いたします。

Q10.家族に「いびきがうるさい」と指摘されています。

A:睡眠時無呼吸症候群(SAS)の「簡易検査」を行います。
睡眠時無呼吸症候群の診断、および症状の程度を測定するための検査です。
お貸し出しした専用機器を使って、ご自宅で検査を行っていただき、当クリニックでデータを解析します。
検査では、口と鼻に呼吸センサーを、指に血中酸素濃度を調べるセンサーをそれぞれ取り付けて一晩ご就寝いただき、時間当たりに10秒以上の無呼吸・低呼吸が何回生じるか、また同時に血中酸素濃度の低下が起こっているかどうかを調べます。

Q11.更年期を迎えたので、骨粗鬆症が気になります。

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A:骨密度の測定を行います。
骨粗鬆症は、老化や運動不足などが原因となって、骨の量が減少し、鬆(す)が入ったようにスカスカになり、骨がもろくなってしまい、骨折リスクが高くなってしまう疾患です。
骨粗鬆症患者の8割くらいを女性が占めており、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下する更年期以降にとりわけ多く見られますので、50歳を過ぎましたら、骨粗鬆症の検査をお勧めします。
当院では放射線被ばくのない、超音波による骨塩量検査を行います。

Q12.エコー検査とは、どんな検査なのですか。

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A:超音波(耳で聞こえる音よりも周波数が高い音)を調べたい臓器に当て、返ってくるエコー(反射波)を画像に映し出し、臓器の様子を見る検査です。
当クリニックでは、腹部エコー・頸動脈エコーなどの検査が行えます。
エコー検査はX線を用いないので、放射線被曝が無く安全です。

Q13.むくみが気になります。

A:むくみは細胞と細胞と間に水がたまっている状態であらわれます。
立ち仕事などで同じ姿勢をとり続けていた場合などに、水分が下半身にたまってしまうことで生じたり、アルコールをたくさん飲み過ぎると翌朝に顔がむくんだりします。
これらのむくみは原因が取り除かれればたいていは短時間で改善します。
病気が原因のむくみは、こうした明らかな原因がありません。
むくみがでる原因としては腎臓病が最も多く、むくみが出たら腎臓のはたらきを調べるために血液検査や尿検査を行う必要があります。
腎臓病のほかにも、慢性甲状腺炎(橋本病)、心不全、肝硬変、妊娠高血圧症候群、薬剤の使用(ステロイドやホルモン剤など)などでもむくみが現れることがあります。
治りにくいむくみは放置せずに一度検査を受けることが大切です。

Q14.最近体重が急に減ってきています。

A:体重を測定するときは、食後や運動後を避け、同じ条件で測定していくことが大切です。
また、食事が偏っていないか、疲れすぎはないかを自己確認することも重要です。
そのうえで、体重変化が一過性ではなく、徐々に減少していく場合は受診していただくことをお勧めいたします。
癌などの悪性疾患の他に、甲状腺などの病気によるホルモンの異常が原因のこともありますので、必要に応じて採血検査などを行います。

Q15.めまいやふらつきがあります。

A:めまいにはいくつかの種類があります。
ひとつは自分の周りまたは自分がぐるぐると回って見える「回転性のめまい」次に体がふらふらする真っ直ぐに保てない「動揺性のめまい」そして目の前が真っ暗になる感じがする「立ちくらみ」です。
それぞれのめまいの原因となる場所は異なっており、回転性めまいでは内耳の病気や脳など神経系の病気が多く、動揺性のめまいでは、脳の病気のほか眼精疲労や肩こりでも起こり、立ちくらみでは不整脈、低血圧などと多様です。
そのため、まずは丁寧な問診と診察によって原因が疑われる場所を突き止めることが重要で、その後に、薬物治療やより詳しい検査に進むことになります。

Q16.頭痛がひどくて心配です。

A:頭痛は日常的に誰もが経験する症状です。
多くの頭痛は、頭部から頸部にかけての筋肉の過度の緊張や血管の収縮が原因で起こり、これらは姿勢の矯正やマッサージにより原因を取り除いたり、適切な薬物治療などを行うことで改善されます。
しかし、頭痛の中には脳や神経の病気が原因のものが含まれ、決してよくある症状だからと放置してはいけません。
危険な頭痛とは、まず、突然に起こるそれまでに経験したことがない激痛で、くも膜下出血に特徴的な頭痛です。
次に、吐き気を伴う朝に強い慢性頭痛で、脳腫瘍などで見られます。
そして、発熱などかぜ症状とともに起こり、時に吐き気を伴う頭痛で、髄膜炎が疑われます。
こうした危険な頭痛の原因疾患の治療は、高度機能をもつ専門医療機関で行われます。
頭痛はありふれた症状ですが、いつもの頭痛とは違うなと思ったら直ぐに受診することが大切です。

Q17.体のどこかに癌ができていないか心配です。

A:癌は自分の正常な細胞が、ウイルスや煙草などによって癌化し、増殖していくものと分かっています。
ほとんどの癌は小さいうちは症状がなく、進行してから症状が現れます。
小さい癌を見つけるために、PET検診を行っている施設もありますが、放射線被ばくの問題で何度もできない、検診の場合は自費となり高額である、ごく小さな癌や細胞の種類によっては検出できないなどの問題もあります。
残念ながら現状では、癌が体のどこかにあることを精密に調べることは限界があります。
しかし、たばこやピロリ菌、肝炎ウイルスなど癌の原因となりうることが判明しているものについては、禁煙とこれらの検査や除菌などで早期に治療することが癌の予防につながります。

このほか、ご心配なことがありましたら、遠慮なくご相談ください。