呼吸器内科|八王子市の呼吸器内科、内科|大井内科クリニック

呼吸器内科

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急性・慢性の呼吸器疾患
を専門的に診療

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呼吸器内科は、上気道(鼻やのど)、下気道(気管や気管支) 、肺などの病気や症状を専門的に診療する科目です。
当クリニックでは、かぜ症候群、咽頭炎、扁桃炎、気管支炎、肺炎などの急性疾患から、気管支喘息、肺結核、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、SAS(睡眠時無呼吸症候群)などの慢性疾患まで、幅広い呼吸器疾患の診断と治療を行っています。

  • 長引くせき
  • 痰が多い、痰が切れにくい
  • 動くと息切れがする
  • 胸が痛む

などの症状は、呼吸器疾患が原因である可能性があります。お気軽に当クリニックへご相談ください。
当クリニックでは、地域にお住まい・お勤めの皆様の「かかりつけ医」として丁寧で親身な診療をいたします。

代表的な症状・疾患

呼吸器感染症

空気の出入りを通じて、病原菌が体内に侵入・増殖して炎症を起こし、上気道炎をはじめ気管支炎や肺炎などの呼吸器感染症を引き起こします。
一般的な症状は、のどの痛み・腫れ、鼻みず、せき、痰、発熱、、呼吸困難などですが、高齢者ではこれらの症状がはっきりせず、なんとなく元気がないとか、食欲がないなどの症状のみの場合もあり注意が必要です。
呼吸器感染症は、日常的に頻度の高い疾患であり、特に空気が乾燥する冬期には、ウイルスによるかぜやインフルエンザが流行します。
治療に際して、原因となっているウイルスや細菌などの病原体に合わせて適切な方法を選びます。
呼吸器感染症の予防策として、かぜやインフルエンザが流行っている時期には、なるべく人ごみを避けるなどで感染を防ぐことが重要です。
また、ウイルスや細菌などがからだに侵入したとしても発病しないよう、免疫力を強化しておくために、規則正しい生活や栄養バランスの良い食生活を心掛け、十分な睡眠をとり、体調を整えることが大切です。

結核(肺結核)

結核は、かつて国民病といわれるほど流行し、昭和25年までは日本の死亡原因の第1位を占めていましたが、有効な治療法が開発されて以来、患者数は減少を続けています。
しかし、現在でも年間2万人以上の新たな患者さんが発生し、2,000人以上の方が亡くなられており、決して過去の病気ではありません。
結核は、肺の中に吸い込まれた結核菌がゆっくりと増殖して、数か月から数年後に発症することがある慢性の肺感染症で、初期症状はかぜによく似ています。
2週間以上にわたって、せきや痰、微熱が続く場合には、早めに受診しましょう。

気管支喘息

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呼気NO検査を導入致しました。
気管支喘息は、空気の通り道である気道に慢性の炎症が起き、可逆的に気管支が狭くなる病気です。ゼーゼー、ヒューヒュー(喘鳴)という症状が特徴的です。しかし、気管支喘息は発作時以外にはご本人も喘鳴を自覚されず、咳や痰が長引くと言った症状のみが続く場合もあり、診断が遅れることがあります。
気管支喘息の検査の一つとして、呼気のNO(一酸化窒素)を測定する方法があります。気管支喘息の患者さんの気道には、アレルギー細胞である好酸球性の慢性炎症が起きています。この好酸球性炎症の有無、程度を調べる方法の一つとして呼気NO検査があります。当院では、本年4月末よりこの測定機械を導入致しました。喘息かもしれない、喘息の治療を行っているけれどコントロールされているのかなどご心配の方はご相談ください。

長引くせき

かぜやインフルエンザなどの呼吸器感染症の場合、せきは通常、徐々に軽くなります。2~3週間もすれば治まり、8週間(2ヶ月)以上も続くようなことは滅多にありません。3週間以上続くせきを「遷延性のせき」、さらに長引いて8週間以上続いているせきを「慢性のせき」と呼びます。
せきが長引けば長引くほど、急性の感染症以外の疾患が原因である可能性が高くなります。
せきが8週間以上続く場合は、気管支喘息や咳(せき)喘息、アトピー咳嗽や、COPD,結核なども考えられます。
また、せきの原因としては、逆流性食道炎や副鼻腔炎、心不全、薬剤性、心因性など呼吸器以外に原因がある場合もありますので、早めにご相談ください。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

COPDは、タバコの煙などの有害物質を長い年月にわたって吸い込むことにより、肺が慢性の炎症を起こし進行すると、酸素を吸って二酸化炭素を排出する「ガス交換」の効率が悪くなり、息切れを起こす病気です。

治療にあたっては、禁煙が第一です。
加えて、せきや息切れを軽くするための薬物治療を行います。
COPDが進行すると、薬物治療に加えて、呼吸リハビリテーションや在宅酸素療法(機械を使って自宅で酸素を吸入する治療)が必要になる場合があります。

在宅酸素療法

COPDや間質性肺炎などの肺疾患や心不全などの心疾患が原因でからだが酸素不足になっている場合、在宅酸素療法によって酸素の不足を改善する必要があります。 在宅酸素療法とは、自宅に酸素濃縮器機を設置し、必要時あるいは24時間にわたり、酸素吸入を行う治療のことです。
息切れなどの自覚症状を軽減するとともに、生命予後の改善も期待できます。
当クリニックでは、在宅酸素療法の導入・指導・管理を行っています。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠時に10秒以上の呼吸停止(1時間に5回以上)になる病気のことで、肥満やのど・あごの骨の形などが原因となって、のどの空気の通り道が塞がることが主な原因です。
SASの診断は、自覚症状や日頃の睡眠状況をお尋ねすることから始まります。
「いびきがうるさい」「日中の眠気がある」「朝起きると体が重たい」の3つの症状のうちいずれかがあれば、この疾患が疑われます。
SASをきちんと治療せずに放置すると、突然の眠気による交通事故や各種疾患(高血圧・糖尿病・不整脈等の心疾患・脳卒中など)の合併、さらには突然死を招く確率が大幅に上昇します。
家族や友人などから睡眠中の大きないびきや呼吸の一時的な停止を指摘されたらSASが疑われますので、早めに呼吸器内科を受診することをお勧めします。